スペインでの旅行体験について

海外旅行が好きで、個人旅行で何度かヨーロッパを訪れています。

ヨーロッパの国は大抵英語が通じるのでコミュニケーションに特に苦労はしませんが、スペインは少し事情が違いました。

ホテルやインフォメーションの方はもちろん英語が話せますが、なまりが強くて何を言っているかわからない人が多かったです。巻き舌の強烈なアクセントなので、単語を聞きとるのにも苦労しました。筆談が必要な時もあるので、ペンとメモ帳は必需品でした。

一般の人にはほとんど英語が通じません。ただ話し好きな人が多いので、何かきっかけがあるとすごい勢いでしゃべり始めます。

指差し会話帳等を使ってカタコトのスペイン語で話しかけたりすると、おしゃべりが止まらなくなってしまいます。スペイン語がわからない人は、うかつに使わない方がいいです。あいさつ言葉の「オラ」と「アディオス」と「グラシアス」だけ覚えておけば十分です。

あと、マドリッドやバルセロナのような大都市はすごく治安が悪いです。日本人旅行者でひったくりにあった人が何人かいます。私も昼間の大通りで背後から怪しい人物に近づかれましたが、とっさに近くのバルに駆け込み無事でした。それからは、バックは上着の中に隠して手ぶらで歩きました。見た目はかっこ悪いですが、安全には代えられません。

スペインでは、言葉がわかるふりをしない、いい恰好をしない、とにかくかっこつけないことが大事です。

自慢げな父の表情

スペインへ父と弟と旅行へ行ったときの話。

わたしも弟も父とは別に暮らしているので出発日に空港で待ち合わせをして、そこから出かけることになっていた。お互い仕事や学校もあったので荷物について等の細かい話はなにもせずに集まったと思う。旅行は旅行会社のツアーだった。

スペインへ着いたのが夜だったので私達やツアーの人たちを乗せたバスはすぐにホテルへ向かった。夏の時期だったので夜でも少し暑かったことを覚えている。ホテル、と聞いていたが実際着いたのはロッジが繋がっているようなタイプの部屋。私はその雰囲気は嫌いではなかったけれどホテルよりは安上がりな気がして、少しがっかりした。部屋へ着くと、疲れていたのでベットへ横になり、携帯の充電がないことに気がつき、充電をした。コンセントは2つしかなかったがみんな充電をしたかったので明らかにコンセントの数が足りていなかった。

その時父が自慢げに、「はい。」といってコンセントの差し込み口が5つ付いているそれを渡した。「こんな時のために持って来たんだ」とやはり自慢げな父。早速コンセントにとりつけ、携帯を充電しようとした。

その時だ。

部屋の電気がいきなり全て消えた。

そう、停電してしまったのだ。

(私達の部屋のみ)

父の自慢げだった表情が曇っていった。なんだかせっかく持って来てくれたのに申し訳ないような、けれどあの自慢げな表情を思い出すとこんな状況でも笑えてくる。

その後、弟がフロントまで行きスタッフの方を呼んで来てくれたのですぐに回復した。次は海外対応のそれを持って来て自慢げな表情を見せて欲しい。